ハチャトゥリアン楽団のJazzコラム

2011年4月1日更新

第1回「ニューオリンズってどんなところ?」

みなさまこんにちは。ハロです。
こちらのコラム「JAZZ活」では、私達が愛してやまない、ニューオリンズの音楽や文化を惜しみなくご紹介します。
第一回は…「ニューオリンズってどんなところ?」

基本データ

【設立】 1718年
【国】 アメリカ合衆国
【州】 ルイジアナ州
【州の鳥】 ブラウンペリカン
【州の花】 マグノリア(タイサンボク)
【郡】 オーリンズ郡
【市】 ニューオリンズ市
【市章】 白ユリをかたどったfleur-de-lis紋章
【面積】 907km2
【人口】 約30万人(2008年1月推定値)
【時間帯】 セントラル・タイム・ゾーン
【日本時間】 -15h(夏時間中は-14h)
【日本の姉妹都市】 島根県松江市

ニューオリンズの風景

▲ユリの紋章は、ニューオリンズ市民に愛されるシンボールマーク。

ロゴマーク

▲地元アメフトチームの名前から、セインツ・マークとも呼ばれています。

ニューオリンズの歴史

誕生は1718年。

フランス人によって「ラ・ヌーヴェル・オルレアン」=「新オルレアン」として設立される。当時のフランス王ルイ15世の摂政であったオルレアン公フィリップ2世の「新しい領土」を意味する。

1722年にフランス領ルイジアナ(これは太陽王ルイ14世に由来)の首府となり、1763年のパリ条約によりスペイン領となる。

1801年、スペインのナポレオン皇帝がルイジアナをフランスに返還させたが、財政上の必要から2年後の1803年アメリカ合衆国第三代大統領、トーマス・ジェファーソンに当時1500万ドルで売却。それに伴い、ルイジアナ州はアメリカ合衆国18番目の州となり、同時にニューオリンズもアメリカの領土となる。

1849年、州都はバトンルージュ市に移ったが、依然としてニューオリンズ市は、ルイジアナ州の経済的・文化的中心となっている。

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ニューオリンズのマルディグラは、世界三大カーニバルの一つ。
マルディグラ(Mardi Gras)はフランス語で「肥った火曜日」。
正義の紫、権力の金、運命の緑
の三色からなるマルディグラ・カラーのビーズを大量に投げ、みんなこぞってそれを受け止める。
仮面舞踏会のように、身分に関係なく楽しめるため、アメリカ奴隷制度廃止前の時代から、ニューオリンズ市民に広く愛されている。
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2009年2月24日(火)Mardi Gras Paradeにて、トランペットLeroy Jonesと。

ニューオリンズの地理

ニューオリンズ市は、アメリカ合衆国ルイジアナ州の南部に位置する州最大の都市であり、メキシコ湾に通じる重要な港町で、工業都市・観光都市としても発展。

ルイジアナ州はテキサス州、ミシシッピ州、アーカンソー州に囲まれている、アメリカ南部の州。ニューオリンズ港はアメリカ第2位の貿易港。

ミシシッピ川に沿う町の地形が三日月に似ていることから「クレセント・シティ (三日月の街)」や、人々のおおらかな気質から「ビッグ・イージー」の愛称でも親しまれている。

市内はダウンタウン(フレンチクオーター、ビジネス街、アートディストリクトなど)、アップタウン(ダウンタウンの南側上流、住宅街や学生街)、ミッドシティ(北西湖側、市立公園、美術館など)と主に3つの地域に区分される。

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ニューオリンズの町並みは、フランス文化を色濃く残している。
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「JAZZ活」第一回は、ニューオリンズの基本知識でした。
こうした町の知識も、少しずつご紹介いたします。次回は、早速JAZZの誕生、ニューオリンズの音楽の概要をご案内いたします。See You Later, Alligator!! by ハロ